おやすみを言った
その次の朝に
僕は
おはようを言う
万物にさよならを
万物と出会うために
世界に別れを告げる
死のその先にも
きっと何かがあるのだろう
きっと何かと出会うのだろう
僕はまた
おはようを言う準備をしながら
流れ過ぎ行く
時間という名の暴力に
身を任せている
おはよう
おやすみ
Happy Birth